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毛穴の開き・黒ずみ オイリー肌 

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◆毛穴の開き・黒ずみ オイリー肌◆

 

「毛穴が目立つ」というお悩みを抱えている方は多くいるかと思います。

ただ、一言で毛穴が目立つといっても、どのような原因で毛穴が目立っているかによって対処法・治療法が異なってきます。

 

  • 産毛が目立つ状態

太く短い産毛が生えていて毛穴が黒く見えてしまう場合があります。

産毛なので目をこらさないと見えませんが、遠くから見るとまるで毛穴が黒ずんでいるかのように見えます。そのような場合には、顔の脱毛が効果的です。

産毛に黒い色素がある場合、レーザー脱毛をするとメラニンに反応して毛根から抜け落ちるため、毛穴が縮まり目立ちにくくなります。

レーザー脱毛について詳しくはこちら

 

  • 毛穴の角栓が目立つ状態

角栓とは、皮脂やタンパク質が混ざって固まり毛穴に詰まったもののことです。

いわゆる毛穴の「黒ずみ」にあたります。

過剰に分泌された皮脂が毛穴に詰まってしまい、角質やメイクの汚れなども混ざり合って角栓が形成されます。

角栓取りのために指で押し出したりピンセットで引っ張ったりする方がいらっしゃいますが、皮膚に強い負担をかけるとその部分が炎症を起こし皮膚が硬くなったり、更に皮脂分泌が促され角栓の悪化を招いたりします。

角栓を作らないようにするため、また、できてしまった角栓をきれいに取るためには毎日の正しい洗顔とスキンケアが必要です。

洗顔は洗顔料を利用して1日2回行い、しっかり毛穴の汚れを落とすことが必要です。

こすりすぎは肌の負担になってしまうためNGです。摩擦の起きづらいジェルクレンジングやホイップの洗顔を用いて優しく洗います。

ホームケアでは、ピーリング石けんやピーリングジェルなどを使用することがお勧めです。

洗浄のみでは乾燥してしまうため、しっかりと保湿することも重要です。

クリニックでできる治療としてはミラノリピールマッサージピールなどがお勧めです。

ピーリングについて詳しくはこちら

 

  • 毛穴の開きが目立つ状態

毛穴が丸く開いてしまう、いわゆる開き毛穴と呼ばれる状態です。

誰であっても、20代半ばくらいから肌は衰え始めます。年齢を増すごとに真皮が衰え、コラーゲンやエラスチンが減って肌の弾力やハリも衰えます。また、ヒアルロン酸やセラミドなども減り、乾燥しやすくなっていきます。その結果、毛穴の開きやたるみが進んでしまいます。紫外線ダメージも悪化要因です。

油性肌の方、乾燥肌の方、どちらでも起こり得ます。

乾燥が原因で毛穴が目立つ場合はスキンケアをしっかりし保湿することで目立たなくなる場合もあります。

しかしそれでも目立つ場合はクリニックでの美容(自費)診療がお勧めです。

痛みやダウンタイムの少ないクラリティフェイシャルスペクトラピールデュアルピールなどがおすすめです。

ダウンタイムが取れる方や痛みに強い方に関しては、スキンペンYAGフラクショナルポテンツァなどもお勧めです。

 

  • ニキビ痕によるクレーター状の毛穴

ニキビの炎症が強く起こると、真皮までの傷跡ができてしまいその部分が陥凹した毛穴となってしまうことがあります。

ニキビ痕は硬く凹んでしまっているため、スキンケアなどではなかなか改善が見込めません。

そのようなクレーター状の毛穴には、クリニックでの美容(自費)診療がお勧めです。

スキンペンポテンツァYAGフラクショナルサブシジョンなどがお勧めです。

 

 

オイリー肌について

 

オイリー肌は脂性肌とも呼ばれており、過剰に皮脂が分泌され、肌のテカリやベタつきが出やすい肌質のことを指します。

特に眉の周辺や鼻筋などのTゾーンは油分が豊富になりやすい部分です。

Tゾーンがオイリーでフェイスラインが乾燥している傾向の方は混合肌と呼ばれます。

オイリー肌の方は、乾燥しているパーツがなく顔の肌全体がテカっている状態です。

オイリー肌の方はメイクが崩れやすかったり、黒ずみや毛穴が目立ったり、ニキビの原因となったりすることもあるため、肌質に適したケアをする必要があります。

 

オイリー肌になる原因

大きな原因として、体質やホルモンの影響が挙げられます。

テストステロンやアンドロゲンという男性ホルモンがあるのですが、そのホルモンが皮脂分泌に影響するといわれています。

男性ホルモンはその名の通り男性に多く分泌されますが、女性からも分泌されます。

また、生活習慣によっても皮脂が多く出やすくなります。

睡眠不足やストレスでホルモンバランスが崩れたり、ジャンクフードや揚げ物などの油っぽいものや甘いものの食べすぎたり、過度な飲酒をしたりといった生活習慣により皮脂分泌が多くなりますので、注意が必要です。

 

 

オイリー肌の方のためのおうちでできるスキンケア

オイリー肌を改善するためにはスキンケアの仕方がとても重要です。

 

  • 洗顔時、肌への刺激を減らす

洗顔の際に摩擦など肌への刺激が多くなると、皮脂の分泌が増加してしまう可能性があります。

洗顔時は洗顔料や石けんをしっかり泡立てて、泡を乗せるように優しく洗い、肌に強い刺激を与えないようにしましょう。

洗顔をしないと油分がつまり角栓ができてしまうリスクとなってしまう反面、洗顔のしすぎでも油分を落としすぎて乾燥し、改善しようと油分がまた多く分泌されてしまうリスクともなるので、洗顔は朝と晩の1日2回にするとちょうどよいでしょう。

 

  • 洗顔にはピーリング作用のある洗顔剤がお勧め

オイリー肌の方にはピーリング作用のある、サリチル酸やAHAなどが含まれているモノがお勧めです。

ピーリング作用のあるものだと角栓を解除する効果もあります。サリチル酸には肌表面の角質をやわらかくする作用もあります。

 

  • オイルフリー、アルコールフリーの化粧水がお勧め

オイリー肌の方はオイルやアルコールの入っていない化粧水がお勧めです。

オイルで肌に蓋をしてしまうと角栓ができやすくなったり、アルコールで皮脂腺が刺激されて皮脂分泌が活発になってしまったりする可能性があるからです。

また、ノンコメドジェニックテスト(ニキビの毛穴詰まりを起こしにくいかどうか調べるテスト)をしている化粧品を選ぶと良いでしょう。

 

  • 混合肌の方には洗顔後はしっかり保湿までするのがお勧め

混合肌の方は、乾燥しすぎると皮脂分泌が活発になるため、保湿を怠ると油っぽくなってしまうことがあります。

そのため、さっぱりと洗顔した後に化粧水や乳液などでしっかり保湿をしましょう。

ノンコメドジェニックテスト済みのものがお勧めです。

 

オイリー肌のためのクリニックでの治療法

スキンケアだけではなかなか治らないオイリー肌の方やニキビができやすい方には、トレチノイン(外用薬)イソトレチノイン(内服薬)などが効果的です。(どちらも自費となります)

トレチノインはビタミンA(レチノール) 活性体を指し、皮脂腺を委縮させ、皮脂の過剰分泌を抑える外用薬です。

イソトレチノインもトレチノインと同様に、皮脂腺の分泌を抑制し、皮脂腺そのものを小さくする効果があります。保険治療では改善できなかった重症のニキビに処方されることが多い内服薬で、海外では保険適応となっている国もありますが日本では保険適応とはなっておりません。

イソトレチノインは注意すべき副作用が多数あるため、医師と相談したうえで処方されるべき薬です。

自分の症状にこれらの薬の適応があるか相談したい方は、お気軽にご相談ください。

 

イソトレチノインについて詳しくはこちら

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